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知恵をつなぐ〜聞き書き塾に行ってきました

先週のことになりますが、聞き書き塾なるものに、参加してきました。

加子母に来て12年、仲良しのおじいちゃんたちが亡くなったりする中で、ふっと思い、思い続けてはいたけど実行できなかったことがあります。

おじぃ、おばぁの話を残すこと。

加子母は、今でこそ国道もビューンと通りトンネルもできて、24hのコンビニもあったりする都会レベルの高い?田舎になっていて、基本生活は、まったく便利。でも、30年くらい前、国道ができる前、トンネルができる前は『秘境』と呼ばれるほどの山村でした。だから、加子母の80代は、たぶん都会の、例えば名古屋の80代とは育ち方が違うはず。もう一世代前の知恵を持って暮らしてきたんだろうな〜って、肌に感じる逞しさがある。体を動かして手間をかけて、歩いて歩いて働いて。なんでも自分たちでやるんだよ。私には想像もできないほど大変だったろうな。けど、そうやって大きく育って、子どもを育てて、今、孫やひ孫をみている、おじぃ、おばぁは、逞しくて、ユーモアがあって、言葉少なくて、深くて大きい。そんな人たちのお話を、聞いて、残したい。。それには、もう、時間がないんだ。。

そんな思いを同じくする友だちと、勉強会に行ってきました。
山里文化研究所主催の聞き書き塾です。行くまで『聞き書き』と『インタビュー』の違い、知りませんでした。聞き書きは、完全に話し手の言葉のみで語られるの。インタビュアーの言葉は一切無し。『〜と嬉しそうに語った。』とかね。(ま、編集の段階で何を選ぶか、主観は入るんだけども。)だから、心を通わせて語っていただいた言葉の中から、その人の人生を、流れる水をすくうみたいに、すくい出す。民俗学とは違う、その人個人の人生を。そういう聞き書きを、地域に対して行って、それ全部で、地域を描く。そんな感じみたいです。

講師の澁澤寿一先生は、毎年全国から選ばれた100人の高校生に「森の名人・名手」を訪ねて聞き書きをするという 「森の聞き書き甲子園」 という行事を主催されている方です。

勉強会は、1泊2日の短い時間で、講義や実習、編集作業、映画鑑賞(木地師の暮らしとか!すごいぜ!)、実際に取材に行ったりと、大忙しでした。意外なことに、遠くからの参加者が多く、博多?!東京!大阪!愛知!って、あれ?私が一番近い???。いろんな方に出会えて、とても楽しかったです。出会いって、ほんとうに、ありがたいものですね。。今回参加したみんなで、今後も取材したものを読み合わせたりして、最終的には本ができるそうです。あ、私は、加子母で別の動きで聞き書きをするので本には参加しないんだけど、どんな本ができるか、楽しみです。

聞き書きをかじってみて、思ったこと。
石油以前、日本の自然の中で『手技』と『五感』をつかって生きてきた人たちの知恵をつなぐ大切さ。。なによりも、お話を聞かせていただいている時間が、とても幸せ。
これから、加子母で、展開していきます。

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