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逝く人


今日は、ちらちらと雪が舞っています。
寒いけど、静かで美しい日。

昨日は快晴で、半月が空にうっすら残っていました。おとといは、一面真っ白の雪。池や田んぼの氷、つららや霜柱。。冬も表情豊かな加子母です。

10日に、加子母の芸術家、粥川仁平さんが逝ってしまいました。
生粋の加子母人で静かな方。でも内側にすごい情熱を秘めている。そんな人でした。『芸術家』。パーキンソンを発病されてからも制作し発表しつづけていました。

加子母に来た頃、イベントに参加していただいたり陶芸を教えていただいたり御世話になりました。2年前に私が引っ越しで同じ班としてご近所付き合いも。。でも、そのうちゆっくり、、なんて思っているうちに、ゆっくりお話する機会もうしなってしまいました。

表現をする。

そこには厳しさがあると思います。自分に対して、作品に対して、世界に対して。私はぬるま湯に浸かっている、、と感じながら、なかなかそこから抜け出せずにいます。それを仕方が無いから良しとしそうになってさえいました。でも、それでは終わってしまうよね。仁平さんの作品をたくさんたくさん見ている訳ではないけれど、仁平さんは、本当の芸術家だったと思います。勝手に『先輩』って思っていました。先輩が逝ってしまった今、自分の現状をしっかり見つめる機会をいただいたように思います。私はどうするのか。どうしたいのか。なんとなく、ではなくて、厳しい目で。

仁平さんの個展が2月に東京表参道で開催されます。
追悼展になってしまいました。

2011年2月9日(水)~2月14日(月) 12:00-19:00(最終日-17:00)
粥川仁平作品展 墨液でスペインを描く
El Viento de Africa II (アフリカからの風 その2)

ギャラリー同潤会(表参道ヒルズ)http://galleryd.exblog.jp/13561874/

◇ プロフィール 粥川仁平 JINPEI KAYUKAWA

1949年、岐阜県中津川市加子母村生まれ。愛知県立芸大・彫刻科卒。
御岳山裏木曾の長い冬の雪解け、つららなどの自然現象を
金属(ブロンズ、ステンレス)・黒陶を使った立体の抽象表現による制作を
東京で続けてきた後、スペイン人のタピエス(バルセロナ出身)の抽象表現主義、
チリダ(サンセバスチャン出身)の彫刻の形に影響を受け、87-92年スペインに移住。
現在、岐阜県の加子母に在住。
その後、パーキンソンを発病し、一時期制作できない時期もあったが、再開。
2011年1月10日 午前6時15分 急性肺炎のため、永眠

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